amPlugの進化版ヘッドフォンアンプ
先日リニューアルされたamPlug2のお話をしましたが、そのamPlugシリーズの兄弟機であるamPhonesのご紹介をしていなかったな、と…
発売されてからそれなりに経っているので今更感もあるにはありますが、鮪が独断と偏見で面白いと思ったらそれでよし、一応ご紹介しておきましょう。
(別にamPhone2になったとかではないので、とっくにご存知な方はスルーしてください。)
とっくのごぞんじの方はスルーでもよろしか。
ヘッドフォンをギターに直挿ししても鳴らないわけ
ヘッドフォンを使って練習をしたことがある方なら誰しも考えたことがあるでしょう。
そう、アンプを介さず、ヘッドフォンのプラグをギターやベースのジャックに直で挿したらいいんじゃないの、っと。
『 そんなこと思いつきもしなかった!さっそく試してみよう! 』 というあなた、無駄なのでやめましょう。
通常、エレキギターやベースって弦の振動とピックアップマイクによって発電された電気信号を音の信号として扱い、最終的にスピーカーやヘッドフォンを鳴らしているのですが、この信号は微弱過ぎてそのままではスピーカーやヘッドフォンから音を出すことはできません。
そのためにギターアンプやベースアンプがあるのです。
アンプとは、スピーカーのことではありません。
音を整える部分(プリアンプ)とスピーカーをドライブさせられるまでに信号を大きくしてやる部分(パワーアンプ)の総称としてアンプと呼んでいるのです。
このアンプ無しではスピーカーがドライブしない=音は鳴らないということで、ヘッドフォンをエレキギターやベースに直で挿したところで、音が出ないんですよね。
何故出ないかは長くなりそうなので、ココではご説明しませんが…
下記のサイトに詳しく説明がなされていますので、気になる方はご参照くださいな。
しかし、いちいちアンプに楽器を繋いで、そこにヘッドフォンを繋いで、ってなるとアンプを中心にしか動けなくて不便。
そこでamPlugというヘッドフォンアンプが出た時、鮪はなかなかすごいな、と思ったわけです。
amPlugの進化系、更に便利になったamPhones
これが究極のヘッドフォンアンプamPhonesだ!
ご覧の通り、amPhonesはヘッドフォンがそのままアンプと一体型になっているという斬新なヘッドフォンアンプなのです。
amPlugやamPlug2シリーズは別途自分でイヤホンやヘッドフォンを用意し、amPlugに接続する必要がありましたが、amPhoneなら本体から出ているケーブルをギターに繋ぐだけでそのままアンプとして使えます。
ある意味、究極のヘッドフォンアンプと言えるでしょう。
ちなみにamPhoneの読み方は、鮪個人的にはアンプフォンの方が語呂は良さそうな気がするのですが、呼び方はアムフォンが正しいっぽいです。
多分。
使い勝手はamPlug以上?
amPlugの場合、
1.ギターに本体を挿して
2.イヤホン or ヘッドフォンを挿す
というツーアクションが必要でした。
これだけでも普通のアンプを使うことに比べれば十分手軽でしたが、amPhoneの場合2のヘッドフォンを挿すというアクションすら必要ありません。
amPhoneのケーブルをギター本体に挿すというワンアクションで練習が可能です。
全世界の自宅ギタリスト・ベーシスト達の
「 あーあ、アンプに繋ぐの面倒だなぁ、
ヘッドフォン挿すだけで音出ねぇかなぁ 」
という願いが遂に叶ったのです!(発売されたの結構前の話だけど)
しかも、このamPhone、ギターやベースのヘッドフォンアンプとしてだけでなく、そのまま普通のヘッドフォンとしても活用可能。
iPhoneなどのスマホ、MP3などの音楽プレイヤーに使えます。
楽器とプレイヤーとではジャックの径が違いますが、もちろん変換プラグも付属。
ヘッドフォンの耳部分が結構フレキシブルに動くので、使わない時はそれなりにコンパクトにできます。
amPlug程コンパクトとは言えずとも、一般的なギターケースのポケットに入る程度。
ヘッドフォンその物がアンプになっているのでマイヘッドフォンにこだわりのある方には向かないかもしれません。
amPhone自体の価格が5,000円前後とかそんなもんなので、高級なヘッドフォンと比べてしまうと音質は劣るでしょうから。
しかし、ヘッドフォン自体はオーディオテクニカ社製の物を使用しているとのことで、信頼性は高そうです。
特にこだわりがないという方であればまず問題はないでしょう。
ちなみに本体の重量は230g。単四電池を1つ10gとして、2つで20gで250g。
一般的なヘッドフォンの重さが200g~300g程度であることを考えれば、軽いとは言えずともそれ程重いというわけでもないようです。
バリエーション
amPhoneにはギター三種(LEAD、Twin、AC30)と、ベース用のBASS(そのまんま)が用意されています。
クリーン〜クランチを得意とし、抜けがよくハリのあるサウンドのTwin。
クランチ〜オーバードライブを得意とする少しウォームなサウンドが特徴のAC-30。
その名の通りリードサウンドを得意とし、ハイゲインなディストーションサウンドに重きを置いたLead。
最後の、そのまんまベース用であるBASS。
ギター用であるTwin、AC30、Leadにはリバーブ・コーラス・ディレイの三種のエフェクトを内蔵。
BASSにはコンプレッサーを内蔵しています。
アコギで使うのであれば、無用な歪みのないBASSが一番無難で、次点でTwinでしょうか。
Amphones元ネタ
TwinはUS製のクリーンコンボアンプという触れ込み。
これはわかりやすいですよね。Fender社のTwin Reverbでしょう。
AC30はそのまんま、VOXのギターアンプAC30。
LEADはブリティッシュクランチ・重厚なリードサウンドが特徴という触れ込みですが、これはSoldanoのSL-100というのが最有力ですね。
(実は鮪、LEADの音は聴いたことがない)
BASSはVOXのベースアンプAC100。
(最後に動画を残して)鮪はクールに去るぜ…
ちゃお!
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