面白シンセサイザー Dualo du-touch
お腹の前辺りに固定して、シンセサイザーとしてもシーケンサーとしても活用できる、フランス発の電子楽器です。
一体どういう楽器なのか、実は鮪も良く分かっておりません…
だって日本には入ってきていないんだもの!あんまり情報な〜い〜の〜♪ (死)
しかしわかる範囲で情報を集めてみました。
なんとも文章では説明しがたいものがあるので、是非動画をご覧いただきたい。(さっそく敗北宣言)
お腹の部分にベルトで巻いて固定し、抱えるようにして演奏する楽器ですね。
do-touch本体全容
抱えると言ってもそれほど大きくもないのですが。
キーの部分が光るのと、du-touch本体上部にディスプレイもついているので視認性はバッチリです。
二重あごに要注意な電子楽器ですな。
ドラムの音やベースの音など様々な楽器の音も出せてルーパー機能もついているので、リアルタイムで打ち込みながら曲を作っていくこともできます。
これは以前ご紹介したYAMAHA Tenori-Onみたいな感じもありますね。
しかし、do-touchのキーは全て圧力感知で、音の強弱をつけることも可能と言う点で優れています。
豊富で直感的な操作方法
Tenori-Onや他のシンセサイザー / シーケンサーなどと違うのはやはり操作方法でしょう。
キーの配列ですが、ただ高音から低音、という形で並んでいるわけではありません。
基本配置的には片側が五線譜の線上の音(ド・ミ・ソ・シ)、もう片側が線と線の間の音(レ・ファ・ラ)という配置になっています。
片手で上下三つのボタンを押さえるだけでコードになる配置
なんとも無駄のない配列。さすが数学者。
そして本体の内側は#、外側は♭。
これだけ理解できていれば、理論が分からずとも簡単・直感的に演奏ができます。
上から連続していくつかボタンを押すだけでコードになるのですから。
しかも、設定したキー(スケール)で使っていいボタンを光らせる機能もある模様。親切設計ですね。
そして、慣れて知識がついてくればよりトリッキーな演奏を行うことができそうです。
このdu-touchを考案したのはなんとフランスの数学者であり、また音楽家でもある一人の青年なのだそう。
理論的に考えて直感的に使えるものを作るなんてさすがは数学者といったところ。
キーだけではない演奏方法
du-touchには他にも様々な演奏方法、というか機能を備えています。
例えばこの動画にある、奏者本人がかがむことによって本体を傾けてのテンポコントロールなど、ジャイロセンサーを利用していると思われる演奏はなかなか面白いですね。(2分40秒辺りから)
一番上の動画でも、この機能を使ってベントをしていました。
他にも本体左右のフチに手を触れて動かしてスライド音を出したり、果てはテルミンのようなこともできるぽいですね。
(この動画の18秒辺りから)
飛び道具として
Drum&du-touch
ベルトで腹部辺りに固定するので、演奏してない時は手が空くんですよね。
なので、ドラムを演奏しながらも使用、なんていうのもあり。
楽器を持っているだけなら手を使わないので、ドラムに限らずあらゆる楽器のサブとして、また飛び道具として使えそうです。
こういう直感的な電子楽器っていいですよね。
理屈を考えながら作り上げる音楽の楽しさもありますが、理詰めになりま過ぎても純粋に演奏を楽しめなくなりますから。
そういう意味ではこういったボタンを押すだけで音が出る、というのはいいものです。
もちろん、du-touchでも理詰めに音楽を組み立てることもできるでしょう。
むしろ視覚的にもわかりやすいので、音同士の相関関係の勉強にもなりそうなのもGOOD。
しかし何分情報がすくないので定かではありませんが、価格的には1490ユーロ(多分)と高価な模様。
1ユーロざっくり140円前後と仮定すると20万円前後になります。
楽器としてはまぁ普通の価格ですが、ちょっとしたオモチャ感覚では買うにはちょっと高いですね。
どちらにせよ日本には入ってきていないので購入するのは難しそうですが…
ちゃお!
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