環境に優しいYAMAHAさんのリコーダー新商品
Aulosさんとともに教育用リコーダー業界をけん引するYAMAHAさんより、新商品が出ます!
その名もecodear!(エコディア)
楽器フェア2014でのデモ演奏の様子
ecodearとは?
ecodearっていう字面だけ見てリコーダーの『 Recorder 』 を意識してつけた名前かな、ってちょっと思ったのですが、それは関係なく東レさんの環境に優しいポリ乳酸樹脂「 エコディア 」 の名前なんだそうです。
東レのポリ乳酸樹脂 ecodear。どんなものかはイマイチ知らないけど、燃やしても環境に優しいらしい。
特にリコーダーとecodearをかけた命名ではない模様。
トウモロコシやサトウキビなどを原料にしたバイオマス由来の樹脂を使っているとかで、燃やしてもダイオキシンも出ず環境に優しいそう。
確かに普通の樹脂=プラスティックを燃やしたらどう見ても環境にいいわけがないですよね。
サウンド特性
サウンドも従来のABS樹脂製のものと違い、より木製に近い芯があるまろやかな音で、高音も出やすくなったんだそうです。
樹脂製のリコーダーですから精度はまず問題ないでしょうから、樹脂製の中でもその種類の違いでどれほど音の違いが出るのか気になるところですね。
配色
ジャーマン式のYRS-401とバロック式のYRS-402Bのラインナップ。
本体もトウモロコシ、サトウキビなど原料になった植物をイメージした配色に仕上げています。
今までのヤマハさんの黒と白やアウロスさんのブラウンとクリーム色に比べたら明るくて爽やかな感じですね。
発売は2014年10月予定。
バリエーション
今のところソプラノリコーダーのYRS-401(ジャーマン式)とYRS-402B(バロック式)という二機種のみが発表されていて、アルトリコーダーはまだ予定がないようですね。
ベースモデルはYRS-301V(ジャーマン式)とYRS-302BV(バロック式)の様で、アーチ型ウィンドウェイだったり3本継だったりする辺りはそのまんま。
定価は税抜きで301、302Bに比べ200円だけ高くなって2,100円ですね。
付属品
付属品もベースになったであろう300番台と全く同じで、指かけと掃除棒、グリス、運指表とケース。
ケースもついていますが、これは従来の物と同じもので色違いになっているだけです。
確かヤマハさんのリコーダーに付属するケースは元々燃やしても大丈夫な素材を使っていたはずなので、環境に優しく改善する必要もなかったのでしょう。
鮪が子供だった頃からも長年変わらなかったリコーダーですが、来年度辺りからはこれに切り替える学校さんも出てくるでしょうね。
鮪が通った学校はAULOSだったので、母校に通う後輩たちがこれを見ることはないかも知れませんが。
リコーダー業界ってもう完成されちゃっているのか、なかなか新商品が出たりディスコンになったりモデルチェンジしたり…ということは少ないのでちょっと新鮮な感じです。
ちゃお!