2013年10月29日

大砲 - Cannon -

大砲=ロマン 楽器=ロマン つまり大砲=楽器

大砲.jpg

大砲って、なんだかロマンがありますよね。
人を殺すための兵器にこんなこと言うのも、なんか不謹慎かもですが。

一度ていいから『主砲、撃てぇーッ!』とかやってみたいものです。

この時 撃 は発声しません。てぇーッ!っていうのがいいんです。


そんな大砲ですが、何も兵器としてしか使い道がないわけではございません。

実は、立派な楽器としても使われているのです。


楽器大全なんかにもちゃんと載っていたりします。

よって、面白楽器認定です。

大砲が使われる楽曲で最も代表的なのが、チャイコフスキー 壮大序曲1812年

大砲による壮大序曲1812年演奏



大序曲だとか壮大序曲だとかとも呼ばれる曲です。

撃った大砲から薬きょうが落ちる辺りがたまりません。


しかし、この平和な日本で大砲なんてそうそう撃てませんね。

っていうか危険物取扱とか火薬取扱いなどの資格も絡んで大砲どころじゃないでしょう。


一般の楽団さんは、この序曲1812年を演奏する時は、太鼓や効果音を流すなど色々苦心しているご様子。

こちらのブログの方の楽団では『和大砲』なる巨大和太鼓で代用していたり。
http://resolutely.blog6.fc2.com/blog-entry-346.html


空砲専用の大砲が出てもいいような気がするんですよね。

シャンパンの栓を抜いた時の音がする(だけの)楽器があるくらいなんですから。

そうしたら、口径は少しでも大きい方が音量がでかくていいだの、
遠達性を考えればやっぱり砲台の長いモデルがいいだの、持ち運びに便利な自走砲がいいだの、
砲弾はダダリオのがいいだのRicoのがレスポンスが早いだの。

むしろ、世の中が平和になりまくって兵器が全部楽器化すればいいんですよ。

そうしたら戦車がマーチングに取り入れられ、自衛隊の10式戦車が一糸乱れぬ隊列更新で
縦横無尽に駆け回りながら、砲塔を唸らせる…


なんてロマンにあふれる世界なのでしょうか…

そんな世界を夢見て、鮪は今夜も眠ります。

ちゃお!
大砲演奏の逸話
陸上自衛隊が観閲式で上記のチャイコフスキー『壮大序曲1812年』を演奏することがあり、
一度いつも使っている旧式のM101 105mm榴弾砲ではなく、現役装備の155mm口径FH70を使用したところ、
あまりに強力な発砲音のために演奏者・聴衆の聴覚が麻痺し、
演奏そのものが失敗に終わるという珍事件が発生したとか。



posted by 鮪の缶詰 at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 面白楽器 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする



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